5連ウォールハンガーをDIYで壁(石膏ボード)に取り付けたので方法と反省と失敗を書いておきます

2017年2月14日火曜日

家具

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自宅マンションの廊下の壁にウォールハンガー(ウォールフック)が欲しくて、ずーっと考えていたのですが、娘たちが自分で整理整頓できるようにするためにも、頑張って設置してみることにしました。

私は素人DIYプレイヤーで、DIYは好きだけどやり方は全て自己流です。その場その場で考えて調べながらやる感じ。

で、こういった壁に取り付ける系の製品は正直なところ避けてきました。理由は、壁にネジ穴を開けるというのは不可逆的な行為であることと、自宅が分譲マンションで、マンションの規約に触れないようにするのが何かと面倒だからです。

しかしながら、規約については改めて見直してみると、隣室との境界の壁は釘打ち等は厳禁ですが、室内の壁については、自由にしていいということだったのと、最近はいい壁補修ツールも出回り、ちょっとの穴くらいどうとでも直せる、ということで、そろそろ勉強も兼ねて手を出してみようかなと思った次第です。

  • 取り付けるウォールハンガーはどれにする?
  • どこに取り付けるか?
  • 本体と必要部品の購入
  • 取り付け
  • 実際に起こったトラブル等
  • まとめ

 

取り付けるウォールハンガーはどれにする?

うちの場合、娘達が小さいことから、使用しない時はフックを引っ込められるタイプのものにしようと思いました。

更には、引っ掛けたいものが沢山あることから、多連型(少なくともフックが4つ以上は欲しい)にしたいとも思います。

保育園でも同様の引っ込められる&多連タイプのものを使用しているので、娘達も違和感なく使えるかなと。

フックを引っ込められて多連タイプのものは、現状では主に2種類市販されているようです。詳細スペック等はリンク先↓から確認できます。

umbra社のものは大変メジャーで、中にはフックにいろんな色が付いているカワイイ系でキッズが喜びそうなものもあります(ただし売り切れが多いです)。カナダのメーカーということで、デザインにはこだわりがありそうですね。

一方、ドウシシャのものについては、正直なところ、コピー品である気がしてなりません。どうなんでしょう?でもよく考えると、umbra社のものもオリジナリティーが高いかというと、そうでもない感じもしますし、どっちも同じような感じです。

ただ、umbra社のものは、Amazonレビューを見てもわかるように、かなり初期不良というか不具合が多くて、梱包状態も不安であることから、日本メーカー品で、比較的安価なドウシシャ製のものを購入しました。

どこに取り付けるか?

うちの場合、邪魔にならずに取り付けるスペースはリビングや子供部屋には無く、玄関から入った直後の廊下の壁に取り付けることになりました。

帰ってきたらすぐに上着を掛けられるし、これが標準的かもしれませんね。

で、この廊下の壁なのですが、コンコンとノックしてみると、結構音が強く響きます。これはつまり、中には石膏ボードが入っているということです。もし壁紙の向こうにベニヤなどが仕込まれていたら、もっとカツカツ!っていう反響音になりますが、石膏ボードだとゴンゴン!っていう感じですね。

うちの場合は、廊下と部屋を区切る壁は基本的にどこの壁も石膏ボードが使われていました。全てノックして回ったので間違いありません!エアコン取り付け用に指定してある部位については、ベニヤ板が仕込まれていましたので、カツカツって音でしたが、ここには高さ的につけることが出来ません。

ということで、取り付ける場所は玄関入ってすぐの廊下の壁、壁材は石膏ボードであることを確認しました。

なお本当に石膏ボードかどうかは、近くの照明のスイッチボックスのカバー(外枠の部分)を外してみるとすぐにわかります。スイッチボックスは石膏ボードに穴を開けて設置されているので、ボードの断面が見えるし、その厚さも確認することができますね。

本体と必要部品の購入

まずは、実際に取り付けるウォールハンガーと、石膏ボード取り付けの場合に必要となるアンカーと呼ばれるネジ+固定器具のようなものを購入しました。

石膏ボードでなく、しっかりとネジ固定できる場所に設置する場合は、製品付属のネジで問題ありません。マンションの場合は恐らくほとんどのケースで壁材が石膏ボードとなるでしょうから、アンカーも付属してほしいですね、できれば。。

ちなみに製品とアンカーについて、ちょっとした説明書は付いてきますが、もうちょっとコツみたいなのを書いてくれるといいかなーと思いました。

↓ドウシシャ製ウォールハンガーの写真です。艶があってキレイです。竹を加工したもので出来ているようで、落ち着きがありますね。金属製のフックの部分を引き出して使用します。

↓アンカーの写真です。ネジとアンカー本体から構成されてます。

取り付け作業

概ね下記の通りに進めました。

1.下穴を開ける

ウォールハンガーを壁の希望の場所にあてがって、フックの下に隠れているネジ穴にボールペンを突っ込んで印を付けました。こすると消せるフリクションボールペンを使ったので、ちょっとずれちゃったりした時もすぐに消せてとても良かったです。
アンカーを通すために電動ドリルで9mmの穴を開けます。石膏ボードは柔らかいので電動ドリルだと数秒です。ドリルがなければ、付属のネジを貫通させて、ドライバーか何かでアンカーが通るまで穴を少しずつ広げるという手もありますね。
石膏ボードに穴を開ける時は白い粉が落ちるので、すぐに掃除機で吸い取るか、下に新聞紙でも引いておくとよいですね。

アンカー取り付け

下穴を開け終わったら、アンカーを押し込みます。9mmの穴がちゃんと開いていれば、親指で押し込むことができます。ちょっとキツかったら、ドライバー等で少し削りカスを落としてから再チャレンジしてみましょう。(ちなみに→写真で穴が2つ並んでる理由は後述します)
アンカーを押し込んだら、アンカーのネジの部分をドライバーでねじ込んでいきます。最初は軽く回せますが、自分の場合、40回ほど手首を回したくらいから、重くなりました。重くなったのは、アンカーが石膏ボードに固定され始めた証拠です。なお締めすぎると石膏ボードが傷むので注意が必要です。押し込んだ部分がフラフラ動かなくなったら、あと数回転するくらいで良いかと思いますが・・・まあケース・バイ・ケースですね。

本体取り付け

アンカーを全て付け終わったら、一旦ネジを外して、ウォールハンガーをあてがって、再度ネジ止めして完成です。この時も、ネジを強く締めすぎないように注意!

なお、付属のネジと違ってアンカーのネジはやや頭の部分が大きいので、ハンガー本体に予め開けてあるスペースを覆うようになります。説明下手ですみません、つまり下の写真のようになります。が、全然問題ありません。フックも正常に閉まりますのでご安心を。

2つ目も取り付け

子供用に低い位置に、大人用に高い位置にそれぞれ取り付けてみました。電動ドリルがあれば、大体30分もかからずに完了すると思います。

実際に起こったトラブル等

下穴を開ける際に確認しておけばよかったのですが、2つ目の下穴を開ける際に、石膏ボードの後ろ側に金属が有ったようで、穴を貫通できませんでした。この辺が勉強不足でした。。。
石膏ボードの後ろには下地と呼ばれる石膏ボード固定用の枠組みがある場合が多いです。特に金属製の下地だと、貫通できずに単に無駄な穴(右写真)が開いただけになります。
今回の場合は、うまく穴をずらすことで、ウォールハンガーで穴を全て隠すことができましたが、今後このような悲しい事態を避けるためには、下記のようなツールを使う必要があります

どこ太なんかは、細い針を実際に突き刺して調べるタイプで、確実に調べることができます。もちろん調査後は小さい穴が残りますが、ボンド等で簡単に目立たなくすることができます。

一方で、シンワやパナのセンサータイプのものは、非破壊検査で良いのですが確実性に欠けます。てことで、通常は両方組み合わせて使用するようです。ご参考になれば幸いです。

まとめ

なんとか無事に取り付けできて、子どもたちも使ってくれています。整理整頓の習慣を身につけるのに少しでも役立つと良いなと思います。自分のように片付け下手な大人にはなって欲しくないので。。。

ちょっと、金属部のエッジの部分が鋭いのが気になるので、ヤスリをかけたほうがいいかもしれませんね、これはまた別の機会に報告したいと思います。



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