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DIYで自宅マンションのベランダにあるエコキュートから水道を分岐して蛇口(水栓)を設置してみた

2024年8月30日金曜日

機能性アップ 水まわり

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エコキュートの配管からDIYで水道を分岐 マンションのベランダでしっかりと掃除をしたくて、自分で水道(蛇口)を設置しました。ただし水道管を新たにひっぱってきたわけではなく、エコキュートの配管から分岐させてきました。


マンションのベランダに水道を設置する目的

そろそろ年末の大掃除の季節ですが、徐々に進んでいますか? 

今は年末の大掃除というよりも、少し前から徐々に進めておいて、年末はゆっくり過ごす、という方も多いみたいですよ。

私は未だ、全くやっていませんが。。


自分はいつも年末のかなり寒くなってから大掃除を始めることになるのですが、中でも一番キツイのがベランダの掃除です。

うちは3LDKの普通のマンションで、ベランダがあります。このベランダが結構汚れるのです。一番多いのは、砂ホコリですね。よくセミが息絶えていたり、ハトが糞をしていったりで、色々と掃除すべき対象が多いのですが、やっぱりいちばん厄介なのが砂ホコリです。

砂ホコリがガラス窓や網戸にビッシリとついていて、拭き掃除だけでは到底処理しきれません。いつもはバケツに水を入れてベランダまで運んで、その水を掛けながらゴシゴシとブラシでこするのですが、水が全然足りません! でも、風呂場とベランダを行ったり来たりするのはかなり面倒です。

では風呂場からホースを引っ張ってくれば?とも思いますが、これ、結構厄介ですよ。ホースって結構かさばるので、室内には置いておきたくないのです。で、使用しない時はベランダに置いておくことになるのですが、 

  • 保管中に砂ホコリまみれになる
  • だから使用中に室内が砂ホコリで汚れる
  • そして下手したら室内でホースが破裂して大損害

・・・などなど、結構やりにくいです。それで私はこの方法はやめてしまいました。

屋外のシャワー、気持ちよさそう

色々と考えたのですが、結局マンションのベランダに水道があれば全て解決じゃないか、との結論に至りました。でも何故無いのでしょうか?実は、マンションのベランダは、大量の水が流されることを想定してなくて、念のため水道等は設置していないようです。

でもね、台風の時とかすごいんですよ。雨水もろにベランダに入ります。で、もし水道があっても、台風以上に大量に流すことなんか無いですから、気をつけていれば問題無いはずです。そもそも風呂場からホース引いてる人が多いので、実質的に意味のない自主規制みたいになってます。

ということで、まずは水道を設置可能かどうか、現場調査を実施することにしました。


現場調査

うちのベランダですが、じつはエコキュートが置いてあります。メーカーはChofu(長府)と書いてありますね。。ここで夜な夜なお湯を沸かして、昼間に我々に提供してくれているのです。ありがたや。。

そして、水道関連の設備はこれ以外には無く、またその配管もエコキュートの背部で壁から直結しているようでした。すなわち、むき出しになって加工可能な水道管は無い、ということです。

エコキュートの中は?

エコキュートは水をお湯に変えてくれていますので、当然内部に水道があるはずです。エコキュートをよく見ると、下部に何やら開けられそうなフロントパネルがありますね。。 両側のネジを外しフロントパネルを外して見ると、 

おっ! 色の違う配管が(赤と青)があるではありませんか!

そう、実はこの2本の配管にはそれぞれ水とお湯が流れているのでした。一方は冷たく、もう一方は(お湯を流すと)暖かくなります。 そこで、この配管から分岐させて蛇口をつけることにしました。


購入したもの

以下を購入しました。

  • 分水つぎて
  • フレキ管
  • 水栓
  • (その他)ナット付きフレキ用エルボ(G1/2)、平行ニップル、アルミワイヤー、 散水用シャワーヘッド、ホース、アタッチメント

使う部品の画像(一部)と水の流れは以下の通りです。


分水つぎて

エコキュートの配管を外したところ新たな蛇口への第一歩となる一番重要な部品です。水道の元栓をしっかりと閉めて、エコキュートの配管同士の接続部ナットをモンキーレンチで緩めて見てみますと、配管のつながり方、つまり接続部のネジの形状、規格が分かります。ウチの場合は、並行ネジのG3/4でした。

並行ネジとかテーパーネジとかはグーグル先生に聞けばすぐ分かりますのでここでは書きませんが、とにかくネジ形状に合った分岐継ぎ手を買う必要があります。ネジ形状は定規で幅や長さ、また山の数を測れば判断できます。


G3/4で接続し、さらに横に分岐(G1/2)させるための”分水つぎて”として、カクダイ 分水継手 107-894を購入しました。

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フレキ管

よく室内のガス給湯器なんかの配管に使われてる、蛇腹状の配管です。ある程度の曲げることが出来て、設置に融通が利く便利な配管です。長さ1000mmのものでG1/2ナットがついているものを購入しました。必要な長さは、状況次第ですね。ホース部の外径は16mmのを買いました。

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水栓

ホースとの接続のしやすさを考えて、分岐止水栓(ニップル付き)という、全自動洗濯機とかし食器洗い乾燥機の水栓に使われてるやつを買うことにしまして、探した結果、今回はKVK の分岐止水栓(K19STU)を購入しました。簡単に取り外し可能だし、万が一ホースが外れたときに水が止まるストッパーもついています(どの程度役立つかはわかりませんが)。。

デザインなど好みがあれば、他にも探してみてもいいかもしれませんね。また、後述のホースとの接続のしやすさを考えて、別の部品で対応するのも良いかと。

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その他

ナット付きフレキ用エルボ:分水つぎては配管から真横に分岐させるものですので、向きを下方向に変えるために使用します。 G1/2 フレキ エルボ 片ナット をAmazonで見てみる

平行ニップル:分岐止水栓とフレキ管がメスーメス同士になるので、それを接続するのに使います。 フレキパイプ用平行ニップル G1/2 をAmazonで見てみる

アルミワイヤー:蛇口とフレキ管を簡易に固定するのに用意しました。 他に代用できそうなのがあれば、必須ではありませんが。アルミワイヤー 3mm をAmazonで見てみる

アタッチメント:ホースを水栓に接続するのに必要です。似た規格が2種類あるので間違ったものを買わないように注意しないと…! SANEI ホースナット付きジョイント PT17-4F をAmazonで見てみる

散水用ノズル:掃除に使ったり、ベランダでシャワーを浴びるという夢のような(?)ことを達成するために、必要です。後半は冗談です。掃除に使えるように色々と機能がついてるほうが後々便利ですね。アタッチメントに適したホース(太さ12~15mm)を接続できるものを選びます。散水ノズル をAmazonで見てみる

ホース:散水用ノズルと水栓の間に使います。ベランダで自由に動き回るためにも、5mくらいのものが必要です。耐圧性の無いものは避けます。これもアタッチメントに合ったもの(太さ12~15mm)を買います。耐圧ホース をAmazonで探す

 

組み立て

今回は結構単純です。 準備としては、まずは必ず「水道の元栓」を閉めなければなりません。 うちの場合ですが、玄関横の水道メータ等が収められている小部屋にありました。

次にエコキュートの水とお湯が流れる配管を、先ほどと同様に緩めていって、間に分水つぎてを設置します。 モンキーを2本使用しますので、100円ショップで仕入れてきました。

続いて分岐した部分にエルボを設置し下向きに変えました。 続いてフレキパイプと分岐止水栓を漏れのないように設置して、

最後にアルミワイヤーで固定しました。 今回は熱交換器のフレームにしました。

作業自体は、せっかくなのでと、周囲の掃除もしながら実施したので、なんだかんだで2時間くらいかかってしまいましたが、急げばもっと速くできると思います。

ついでにお湯の方も設置しています。ですので買った部品は、アルミワイヤー以外は、全て2個ずつということになります。

シャワーについては、説明書をよく読みながら接続を行いました。別に難しくありませんが、しっかりとホースをアタッチメントに接続することが大事です。ホースが外れるとビックリしますので。。

 

評価

単に掃除するだけなら水のみで構わないのですが、冬場の掃除となると、やっぱりお湯が出せるのがとっても助かりますね。もちろん夏に掃除するなら水で十分だし、ベランダに置いた子供用の小さいプールの水入れや掃除が、とても楽になりました。

副次的な効果ですが、掃除の頻度が増えました。掃除し易い環境ができることで、人間って、変われるものですね!



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