LED電球が既に多くの家庭に浸透していると思います。高いけど長持ちするハズが、意外と故障も多いのも事実。PanasonicのLEDが故障しましたが、長期間保証制度が始まったため、交換申請してみました。 ウチは埋込み型のダウンライトが9個、寝室等に8個、その他5個のLED電球を利用しています。
マンション購入時は白熱電球が付いていましたが、その後LEDの低価格化が進んで、徐々に置き換えていきました。低価格化といっても、白熱電球が100円で買える時代に2千円近く(あるいはそれ以上)したのですから、我が家にとっては、結構な設備投資です。
その、苦労して入手したLED電球の1個が、実はいともあっさりと壊れてしまって悲しいと思っていたのですが、メーカーの保証制度があることを知り、利用してみることにしました。
故障したLED電球と使用環境
対象品の詳細
故障したLED電球ですが、下記のものとなります。
- メーカー:Panasonic(パナソニック)
- 型番 :LDA10L-G/Z60/W
- 口金:E26
- 明るさ:60W相当
- 角度:約300°(全方向)
- 消費電力:10W
- 購入価格:不明(多分2000円強)
- 購入日:不明
いや、なんで購入日や価格が不明なんだ!?って話ですが、記憶によると、通販で買ったんです。確か。店頭購入は結構高いですよね、この手の製品は。だからネット通販しかありえないのです。
で、確かAmazonとか楽天とか大手サイトでなくて、価格.comで調べた最安値の店で買ったんです。
その時にYahoo!メールのアドレスを使ったみたいなのですが、これがしばらくログインしなかったらアカウントが凍結されて全てのメールが削除されてしまいまして。。
というわけで、購入日の証拠無く購入店も不明、当然保証書なんか残ってないし(そもそも添付されてたか??)、何もかも無い状態であることが判明しました。こんなんで大丈夫かな?
使用環境
場所は浴室です。写真の通り、壁に2個設置できるようになっていて、防水のため密閉容器の中に格納するような構造です。
LED電球は密閉容器には対応していないものも多いのですが、当時のこの製品はきちんと対応していたので選びました。
日常の使用時間ですが、大体2~3時間/日程度です。
以上から、特に変な環境や過酷な使用状況といった訳では無いと認識しています。
気になっていたのは、時々ですが、点灯してから1時間くらい経つとチラツキが起こる場合がありました。これは日によって起きる時と起きない時があり、頻度は低いので気にしてませんでしたが、故障の前兆だったのかもしれませんね。
実際の手続き
ニュースなんかでPanasonicがLED電球の保証制度を始めた事は記憶にあったので、Google先生に”LED 保証 Panasonic”と聞いて(検索して)みたところ、一番上にヒットしてきました。
ざっと読んだところ、下記がわかりました。
- 対象製品の購入日や購入店が分からなくても、製造ロットから製造日が推定できるので、そこから5年間は保証される
- レシート等があれば購入日がわかるので、そこから5年間の保証になる
- 電話かウェブで申し込みが出来る
なかなか日本企業としては太っ腹に感じるのは私だけでしょうか。
保証期間の確認
レシートがない場合は製造ロットから分かる製造日から5年間ということだったので、実際に製造ロットを調べてみました。
ちょっとわかりにくいですが、ネジの部分に4D18Eと印字してあります(→、クリックで拡大)。
この意味ですが、最初の4が2014年製造を表していて、次のDが4月製造を表しているようです。(Aが1月、Bが2月って感じですね、口金によって多少表記の仕方が違うようなので、Panasonic LED電球 保証制度をご参照下さい)
この記事を書いているのが2017年5月なので、まだ5年は経過しておらず保証の期間内となります。そこで上記ページの下の方の”Webでの交換受付”から保証申請を行ってみることにしました。
Webでの交換受付の入力
Webでの交換受付ボタンを押します
個人情報に関する同意の確認画面がでますので、同意するを押します
保証期間の確認をします。不具合の発生時期を聞かれるので、正直に答えます。といっても日付まで覚えてないので、”日”の部分は大体の数字です。
保証書、レシートに記載されている購入日を入力しろ(必須)とありますが、それが無いので、先程の製造ロット番号を下の枠内で入力し、”自動で製造年月を表示”ボタンを押すと、購入日に自動で反映されます。
最後に一番下の”保証期間を確認”ボタンを押します。
続いて使用環境の確認が行われます。うちの場合、浴室内の防湿器具となりまして、故障したのは1個となります
元々ついていた電球のタイプを聞かれるので白熱電球と答えます。また照明器具のメーカーを聞かれるので、Panasonicと答えました。Panasonicのシステムバスなので。。
照明器具がPanasonicの場合、器具の型番を聞かれるのでメモしておいたものを入力します。うちの場合、GVL2170(LH5505)と書いてありました。
さらに使用環境を細かく聞かれますが、これは10秒もかかりません。ダウンライトの場合断熱が入っているかどうか、また調光対応器具を使用していたかどうか、人感センサー対応かどうか、リモコンの有無などです。うちの場合すべて”無”or ”いいえ”でした。
LED電球の一日あたりの使用時間を入力します。3時間と入力して”保証期間を確認”ボタンを押すと、保証期間は5年間ですと表示されました。試していませんが、使用時間を24時間とかにすると保証期間が短くなるんですかね?ここは遊びで試してみたりしない方が良いですね。
最後にお届け先情報を入力します
最終確認画面の後、完了となります
しばらくすると、LED電球専用窓口さんから受付完了の通知が来ます。内容ですが、
- 交換ランプで生産終了している場合は、同等品もしくは後継ランプにて対応させていただきます。
- ランプは順次送付させていただきます。
- 故障ランプは、送付させていただいたランプと交換となります。
となってます。私が申し込んだLDA10L-G/Z60/Wは既に生産終了品なのでどうなるのでしょうかね?2個使用しているので、色味や明るさが微妙に違うのが来ても困るのですが。。在庫あるといいです。。
なお、新しいランプが送付されてきて、持ってきてくれた配送業者さんに故障したランプを渡すようですね。
<後日>交換ランプが届いた
申し込みから1週間で、交換ランプが届きました。実際申し込みしたのが5月5日、つまりゴールデンウィーク中だったので、ひょっとしたら通常はもっと早く来るのかもしれません。
配送業者さんはクロネコさんでした。慣れている感じでしたね、やり取りは以下のような感じ。
- 段ボール箱に入った新品を受け取る
- その場で段ボールを開封し、中身を取り出す
- その段ボール箱に故障したLEDランプをそのまま入れる(段ボールの中には緩衝材も入っていました)
- 発送伝票控えを受け取り、終了
ですので、故障したLED電球を予め梱包しておく必要は恐らく無いと思われます。慣れてない配送業者さんだと駄目かもしれないけど、こちらから上記の手順で慌てずに対応すれば良いと思います。場合によっては、返送はまた改めて別の時間に業者さんがが来る場合もあるのかもしれません。
届いたLED電球
届いたLED電球ですが、やはり生産終了品のため代替品(後継品)になっていました。箱には型番がLDA8LGZ60ESWMと書いてまして、この番号でググってもこの製品はヒットしないです。
電球自体には最後のMは記載されておらず、一方でMを除いたものが市販されております。本品はその業務用品版なのかもしれません。
LDA8LGZ60ESWについては、下記のスペックとなります。
- メーカー:Panasonic(パナソニック)
- 型番 :LDA8LGZ60ESW
- 口金:E26
- 明るさ:60W相当
- 角度:約260°(ほぼ全方向)
- 消費電力:7.8W
- 実勢価格:2000円弱
ということで、故障したものと比べると、配光角度は若干弱くなっていますが、消費電力は20%ほど低く抑えられており省エネですね。左が新品、右が従来品です。大きさはほぼ同じですが、光る部分が若干大きくなっています。
懸念の色味ですが、これは故障前のものよりも黄色が強く、電球色らしさが高くなっていました。嬉しいのですが、やはり浴室で2つの電球の色が違うというのはちょっと落ち着かないですね。左が交換品、右が従来品です。若干判りにくいですが、交換品の方が電球色っぽいです。
露出を抑えめにすると明るさも結構違うことが分かります。右のものは数年使用したものなので、若干暗くなっているのはしょうがないのかもしれませんね。しかし色味に違いがあるのは気になります。。。
Panasonicさん、もし可能であれば、こういう場合の寛大なご配慮を何卒ご検討頂ければと思います。(2つ同時に交換します、みたいな。まあコスト的には難しいですね)
感想
LED電球は高いので、せっかくなら信頼のおけるものを、と思います。ウチにはPanasonicと東芝のLED電球がありますが、今後は保証のしっかりしたPanasonicに統一しようと思います。
配送までは結構時間がかかったなという印象ですが、まあ連休中だったからしょうがないですかね。いっきに処理できないでしょうから、むしろ早く来た方なのかもしれません。
Panasonic社のLED電球はちょっと高いですが、本当に大事な場所では使っています。
例えば次のリンクから検索されてくるような、透明ガラスタイプのデザイン性の高い電球型LED。安価な中華製のものもありますが、このようなデザイン性が高いものが求められる大事な場所だからこそ、安心して購入・使用できるものを使って、気分良く過ごしたいですね。