新しいイヤホンを買うたびに悩むのがサイズです。どれもこれも大きすぎるんじゃー!あれこれ考えた結果、やわらかい素材のものを使って快適に過ごせてます。
背景
通勤中とかよくイヤホン使ってます、断線するたびに新しいのを買っていまして、今回はちょっと高いケーブル脱着式のものを今回は買いました。断線してもケーブルだけ購入して交換できるので、いつ断線しても大丈夫です。
ちなみに今回購入したのは、Sonyの XBAシリーズのうち、A2というカナル型のものです。ちなみに今、XBAシリーズは一応フラッグシップ・ハイエンドモデルに入るもののようです。
結構なお値段なので、こいつを一生の伴侶として過ごそうと思いますが…
他のイヤホンと同様に、デカくて耳の穴が痛いっす。。。
いや、迷ったんですよ。普通にBluetoothのワイヤレスタイプにしようかなって。
でも充電するのが面倒くさそうで、しばらくは有線タイプにしようと。有線タイプでも、標準的なmmcx規格の着脱式であれば、将来的に↓のようなワイヤレスタイプのリケーブル(なんか矛盾した名前ですが)とか使えばワイヤレス化できるし、快適だし、バッテリーがヘタってもワイヤレス部分を交換すればいいし。。。
ついでに言うと、自分が好きなコーデックはaptXでして、異論もあると思いますが、低遅延・高音質とされています。これに対応しているのが、現状のBluetoothのワイヤレスタイプでは、それほど多くはないのです。
なんでキツくて痛いのでしょう?
カナル型イヤホンはあれこれ10回くらい買っています。ソニー製がメインですが、他社も時々。
で、選べるのであれば一番小さいサイズを買ってますが、すんなりと耳に入った試しがありません。
イヤーパッドがS/M/Lと付属していて、だいたいMがデフォルトとしてセットされていることが多いのですが、無理っす。まず入りません。無理やり入れようものなら、多分耳の穴が裂けますね。耳裂きイヤホン。
で、Sサイズもキツイ。XSがあれば確実にそっちを選びますが、それでもまだ痛いです。
すごく不思議なんですが、多くの女性の方々、カナル型イヤホンがちゃんと耳の穴に入りますか?ひょっとして、ほとんどの女性がきちんと装着できていないのでは?と妄想してしまいます。
回りくどくなりましたが、イヤーパッドの大きさと耳の穴の大きさがマッチしてないのが原因なんですが、私のような耳の穴の小さい人間は、たぶんメーカーからは規格外として扱われてしまうのでしょうね、悲しいです。。オヨヨヨ。。
解決策
というわけで、私のような規格外の人間は自分で解決策を講じねばなりません。そのための多少の出費も覚悟する必要があります。
結局のところ、痛い原因はイヤーパッドの大きさなので、イヤーパッドをさらに小さいものにすれば解決できるわけです。
ただし、製品に付属してくるようなシリコーンタイプについては、これ以上小さいものを入手することはできません、少なくとも私は見つけることができませんでした。もし”最高に小さいよ”という謳い文句で売っていたとしても、結局は入らない可能性もあり、購入に踏み切ることはできないっす。
で、使ってみようと考えたのが低反発のタイプ。
ウレタンフォームでできていて、よく耳栓なんかに使われている素材ですね。このタイプのイヤーパッドだったら、ぎゅーっと潰せば耳の穴の大きさに以上に縮めることができる。
また入らなかった場合でも、上手くやれば、ウレタンフォームの部分をちょっとハサミでカットしてやることもできそうですし。。
ちなみにメーカー純正品と、汎用品の場合とがあって、ケース・バイ・ケースで使い分ければ良いかと。
メーカー純正品(Sony, Sennheiser, Shure)
大手をいくつか調べたので紹介します。ちなみにBOSE(ボーズ)もあるのかと思ってたけど、見つけられませんでした。意外。。独自設計でシリコーンタイプで高い密着性を出しているとのことでした。痛くならんのかな。。
Sony(ソニー)
ソニーの場合、ノイズアイソレーションイヤーピースという名前で低反発タイプのものを製造販売してます。
ちなみに対応機種ですが、
Walkman WSシリーズ、スポーツモデルなどアークサポーター付属モデルを除くすべてのソニーのインイヤーイヤホン(*)。* ノイズキャンセリング機能搭載機種については、ノイズキャンセリング機能の効果が向上しない場合がございます https://www.sony.jp/headphone/
ということでした。SS・S・M・Lの4サイズ展開で、1組あたりのお値段は、後述の汎用品と比べて高いですね。その分、イヤホンとの接続部のサイズはピッタリで、余計な加工(これも後述)をする必要は無いわけですが。
Sennheiser(ゼンハイザー)
ゼンハイザーの場合、Foam Ear Adapterという名前で低反発タイプのものを製造販売してます。
Sennheiser FOAM EAR ADAPTER を見てみる
※外見が似ていて低反発でないもの(=Siliconeタイプ)もあるので注意!
ちなみに対応機種ですが、
IE 40/100/400/500 Pro向け
ということですね。True Wireless系のには対応してないのかな、注意ですね。S・M・Lの3サイズ展開で、1組あたりのお値段は、やはり後述の汎用品と比べて高いです。
Shure(シュア)
シュアの高遮音性イヤホン(Sound Isolating™ Earphones)の場合、高級な汎用品も作っているComply社のものを公式に採用しているようですね。
Shure Comply フォーム イヤーパッド を見てみる
対応機種については、パッケージに
FITS ALL SHURE SOUND ISOLATING™ EARPHONES
と記載があります。高遮音タイプでないイヤホンの場合、対応してないので注意ですね。XS・S・M・Lの4サイズ展開で、1組あたりのお値段は、やはり後述の汎用品と比べて高いです。S・M・L各1組を1セットにしたものもありまして、これは更にお高い。。。
汎用品
続いて汎用品です。純正品は高いので、とりあえず下記2タイプを買って試してみました。
単層タイプ…内側(イヤホン接続部)に高弾性素材を「使用しない」もの
ウレタンフォームのみからなるこのタイプは、あまり種類がないように見えます。購入したものは2セット(つまり4個)入りで、1個落としても、もう一個落とせます(?)。値段は2024年時点で¥800くらい。
- 伸縮性が高いので、より幅広いサイズのジョイント部(接続口径)に対応できそう
- 穴の内側も同じ素材なので、圧縮率が高く、耳の穴に合わせてかなり小さくできる
- イヤホンから外れやすい
- 冬などの低温時には特に、イヤホンとの接続部が劣化しやすい(固くなるため)
2層タイプ…内側(イヤホン接続部)に高弾性素材を「使用してる」もの
こちら、今は主流っぽいです。基本、検索するとコッチがでてきますね。値段はピンキリすね。上述のComplyなんかは純正品に近いくらい高いし、無名に近い所は安いですし。
- 穴の内側が高弾性素材となっており、しっかりとセットしておけばイヤホンから外れにくい
- 低温時でもイヤホンとの接続部が劣化しやすくはならない
- 素材特性および、内側の高弾性素材のせいもあり、圧縮性がやや低く、耳に合わせて小さくできる程度が低い
- 伸縮性が低いので、イヤホンのジョイント部のサイズと合ったものを慎重に選ぶ必要がある
という感じです。どちらも使ったのですが、結論として、2層タイプ使うことにしました。単層タイプの「いつのまにか外れてしまってどっかいっちゃった」感はとても寂しいですし、2層タイプで今回購入したものについては、圧縮性が低いものの、自分の耳のサイズには十分だったこともあります。
ちなみに単層タイプとか2層タイプとかのネーミングは、本記事で便宜上つけたものです。
注意点
2層タイプのものを使用するときの注意ですが、これはイヤホンとの相性にもよりますので一概には言えませんが、自分の失敗例も含めて、注意点を書いときます。
奥まで挿そう
使用しているイヤホン(XBA-A2)のジョイント部の構造は右のように、サイズの違うリムの2段構成となっています。ここにパッドを取り付けるわけですが、
こんな感じでしっかりと奥まで挿さず1段目リムまでしか挿していなかったら、いつの間にか無くなってしまいました!
右のように、奥まで差し込んでおくべきでした。内層素材が少し固いので、本体をしっかりもってグイっといきます。
ジョイント部のサイズをしっかりと測り、サイズの合うものを購入しよう
しっかりとした汎用イヤーピースのメーカーでしたら、適正なジョイント部サイズもしっかりと明記されています。実際に自分のイヤホンのジョイント部の外径や長さを測定してみて、サイズが合っているかどうか、事前に確認しましょう。
ちなみにココではデジタルノギスで測定しています。安いし、一台あると便利っす。
長さが合わず音がこもってしまう場合は、自分でカット加工してみよう
ジョイント部が短いイヤホンに長いイヤーピースを装着すると、音がこもってしまったり、小さくなったりで、良いことがありません。ただ、もし間違えて長いものを買ってしまった場合は、捨ててしまう前に、1mmくらいずつ、ハサミかカッターでカットしてみましょう。適切な長さにすれば、段違いに音が良くなります。ぜひ一度試してみましょう。
不安あるいは面倒だったら、対応表で互換性ありと明記されているものから選ぼう
場合によっては対応するイヤホンリストを提示しているメーカーもあります。ただ、当然ながら記載漏れもありますし、また必ずし記載があるから大丈夫というわけでも無いようですが、まずはそこから選んでみるのも手ですね。。