<NA-VR2200>洗濯乾燥機が生乾きで乾かない!自分でヒートポンプユニットを清掃してみたら甦った

2018年11月30日金曜日

メンテナンス 電気製品・電子機器

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<2007年くらいに購入したNational(現Panasonic)ブランドのヒートポンプ式洗濯乾燥機NA-VR2200。乾燥しても生乾き状態なので今回はヒートポンプユニットを掃除してみることに>

もう10年くらい使っているのでボチボチ新しいモノに買い替えたい気持ちはあるんですが、

特に最近の洗濯機は洗剤や柔軟剤の自動計量なんかもあったりして、便利そうだなーと思いつつも・・・

金が無い!

これからエアコンやらテレビやら色々と買い替えて行かなきゃいけない中で、なるべく長持ちさせるという必要性から対策とってみました。

  • 乾かない原因は何なのか?
  • ヒートポンプユニットへのアクセスと掃除
  • その他部分も掃除して風通しを向上
  • 結果と、メーカー修理依頼した場合との比較

 

 

乾かない原因は何なのか?

機械的な故障を除外した上で、改めて乾かない原因を考えてみますと、主に下記2箇所のホコリが挙げられると思います。

  1. 洗濯槽周りのホコリ
  2. ヒートポンプユニットのホコリ
  3. その他通気部分のホコリ

 

上記の部位にホコリが溜まることで、風の流れが悪くなったり、水が滞留したりして生乾きが出来上がるようです。

また、ホコリがいつまでも湿ったままでいるために、(おまかせ乾燥の場合)乾燥の残り時間が進まないといった現象も見られます。

1.の洗濯槽周りのホコリについては、前回トライしてみました。

その後、まあまあ順調に使えていたのですが、また最近乾燥不良になってきました。

具体的には

  • おまかせ乾燥だと朝まで乾燥運転が続く
  • 2時間設定にすると、完全に生乾き状態

ということで、今回は2.のヒートポンプユニットの清掃の挑戦してみることにしました。

 

ヒートポンプユニットへのアクセスと掃除

このモデルのヒートポンプユニットは背面からしかアクセスできないため、まずは洗濯機の向きを変えないといけません。

でも超重いんですよね。80Kg近くあります。

力持ちが2人いれば楽勝なんでしょうけど、ウチの場合は非力な私一人のみ。

うーん、どうしよう。。


 

洗濯パンから引き出せないので、雑ですが、まずは倒してしまうことにしました。

倒して故障したとしたら、まあその時は新しいの買おうかなと。。。

下に柔らかいものを敷いて、傷を防止。

ただし洗濯機本体から水が出てくるので、大きいビニール袋かなんかを敷いておくと良かったです。


 

背面が見えてきました。金属板がネジどめしてありますね。


 

ネジを外して金属板をどけたところ、中が見えてきました。

ヒートポンプユニットは下の方(写真では上の方)なので、こっからじゃ手が届かない・・・ってことで、

洗濯機を引っ張って広い所に持っていき、再度立てて作業しやすい体勢をとりました。


 

ヒートポンプユニットは下部の金属板を外すと引っ張り出すことができます。


 

まずはヒートポンプユニットを引っ張り出します。いくつかネジとか配管とか外しますが、大した手間ではないです。

大事なのは何処に何がつけてあったか、メモしとくといいです。


 

上部の蓋を開けるため、さらにネジを外していきます。ややわかりにくいところもありました。


 

ジャジャーン、です。ついに対面。

ごらんの通りかなりヤバイですね。ホコリとカビだらけです。

他の方の例だと白っぽいホコリがついているんですが、ウチの場合はなんか湿っぽい。黒カビとホコリの複合体です。


 

ズームイン。。ジャングルのようです。


 

ちょっと剥がしてチラ見。ベロンって剥がれそうですね。

ピンセットと掃除機でホコリを取っていきます。

注意すべきは、フィンをなるべく傷つけないように、新聞広告などを滑り込ませるようにホコリを剥がしていくと良いかもしれません。


 

ホコリは取れやすいので、15分くらいで清掃は完了しました。

あまり細かいところは無意味なのでやっていません。できる範囲で十分かと。。

ちなみにヒートポンプユニットをまるごと外してる方もいるようですが、右写真のように一部を手前にずらして出すだけでも十分掃除できると思います。

あんまり全部解体しちゃうと、再構築が面倒です。


 

これくらい取れました。さすがにこれじゃあ乾きにくくもなりますね。。

余談ですが、こういうホコリとカビがいっぱいの所を通った空気って大丈夫なんでしょうかね?

特にカビ胞子なんかは小さいお子様やアレルギー体質の方には良くないですし、できれば頻繁に掃除したいですね。年1回とか。
 

その他部分も掃除して風通しを向上

せっかくなんで他の通気部分も掃除しちゃいます。ピンセットが必須ですね。

背面1

上部中央付近に通気口があります。ホコリがきつく詰まっているので、ピンセットを突っ込んで、ホコリをつまみ出します。
 

背面2

裏面上部左側。ここもかなり詰まってます。
 

上部

フィルター部の穴の中に通気口がありますので、ここも念入りに攻めていきます。想像以上に出てくると思います。

 


 

結果と、メーカー修理依頼した場合との比較

作業時間としては、初めてだったため1時間半くらいかかりました。この記事見ながらだったら、1時間かかんないかもですね。

で、肝心の乾燥工程についてですが、

!!!乾燥能力については完全回復!!!

しました。2時間やっとけば確実に乾燥してますし、開けた時の温度が全然違います。ちゃんと熱いんです。ああ衛生的!って感じ。

 

一方で残念なことも判りました。どうも湿度センサーが故障しているようで、おまかせ乾燥だと相変わらず乾燥時間が長いです。乾燥終わってるのに動作し続けてます。「あと5分」からなかなか進まない。。。

といっても以前のように朝までやっているということはありませんが。。まあ2時間に設定しとけば十分乾くので今の所問題ありませんが。。

また、今回は自分で1時間半ほどかけてやりましたが、これがメーカーに依頼した場合の費用はいくらかかるのでしょうか?

Panasonicの場合、修理費用の概算を見積もれるサイトが用意してあります。

Panasonic 修理の相談・申し込み専用サイトhttps://www.panasonic.com/jp/support/consumer/repair.html

ここから生活家電→家事→洗濯機と行って、修理診断に入り型番を入れてやります。

さらにメニューが出てくるので、基本動作に関するトラブル→乾燥→乾燥しない、とやって診断結果を見ると・・・

修理の目安金額 ¥22,000(しかも税抜きで)!

うーん、まあしょうがないけど、高いと感じてしまいますね。

修理にかかる作業が1時間として、時給20000円で働いてる人なら修理依頼してもよいかもしれません。あるいはどう頑張ってもヒートポンプユニットまで辿り着けず、協力も得られない高齢者など。

私はノーマルなサラリーマンなので自分でやった方がコスパ良いですね。浮いたお金はそのうち買うであろう新しい洗濯機に使うことにします。

ちなみに次に買おうとしてるのは洗剤柔軟剤自動投入のコレです。

今回修理したやつ(あるいはその前後世代のもの)を使ってる方には丁度よい後継機です。

なぜ丁度良いかと言うと、今回清掃したヒートポンプユニットを自動洗浄してくれるんです!!!

メーカーさんも、ヒートポンプユニットへホコリが溜まることが問題だと認識していたようですね。

再度不調になったら買い換えようと思ってますが、その時に値段下がってるといいなぁ。。

NA-VX8900…詳細



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