もう10年くらい使っているのでボチボチ新しいモノに買い替えたい気持ちはあるんですが、
特に最近の洗濯機は洗剤や柔軟剤の自動計量なんかもあったりして、便利そうだなーと思いつつも・・・
金が無い!
これからエアコンやらテレビやら色々と買い替えて行かなきゃいけない中で、なるべく長持ちさせるという必要性から対策とってみました。
乾かない原因は何なのか?
機械的な故障を除外した上で、改めて乾かない原因を考えてみますと、主に下記2箇所のホコリが挙げられると思います。
- 洗濯槽周りのホコリ
- ヒートポンプユニットのホコリ
- その他通気部分のホコリ
上記の部位にホコリが溜まることで、風の流れが悪くなったり、水が滞留したりして生乾きが出来上がるようです。
また、ホコリがいつまでも湿ったままでいるために、(おまかせ乾燥の場合)乾燥の残り時間が進まないといった現象も見られます。
1.の洗濯槽周りのホコリについては、前回トライしてみました。
その後、まあまあ順調に使えていたのですが、また最近乾燥不良になってきました。
具体的には
- おまかせ乾燥だと朝まで乾燥運転が続く
- 2時間設定にすると、完全に生乾き状態
ということで、今回は2.のヒートポンプユニットの清掃の挑戦してみることにしました。
ヒートポンプユニットへのアクセスと掃除
このモデルのヒートポンプユニットは背面からしかアクセスできないため、まずは洗濯機の向きを変えないといけません。
でも超重いんですよね。80Kg近くあります。
力持ちが2人いれば楽勝なんでしょうけど、ウチの場合は非力な私一人のみ。
うーん、どうしよう。。
洗濯パンから引き出せないので、雑ですが、まずは倒してしまうことにしました。
倒して故障したとしたら、まあその時は新しいの買おうかなと。。。
下に柔らかいものを敷いて、傷を防止。
ただし洗濯機本体から水が出てくるので、大きいビニール袋かなんかを敷いておくと良かったです。
背面が見えてきました。金属板がネジどめしてありますね。
ヒートポンプユニットは下の方(写真では上の方)なので、こっからじゃ手が届かない・・・ってことで、
洗濯機を引っ張って広い所に持っていき、再度立てて作業しやすい体勢をとりました。
ヒートポンプユニットは下部の金属板を外すと引っ張り出すことができます。
まずはヒートポンプユニットを引っ張り出します。いくつかネジとか配管とか外しますが、大した手間ではないです。
大事なのは何処に何がつけてあったか、メモしとくといいです。
上部の蓋を開けるため、さらにネジを外していきます。ややわかりにくいところもありました。
ごらんの通りかなりヤバイですね。ホコリとカビだらけです。
他の方の例だと白っぽいホコリがついているんですが、ウチの場合はなんか湿っぽい。黒カビとホコリの複合体です。
ピンセットと掃除機でホコリを取っていきます。
注意すべきは、フィンをなるべく傷つけないように、新聞広告などを滑り込ませるようにホコリを剥がしていくと良いかもしれません。
あまり細かいところは無意味なのでやっていません。できる範囲で十分かと。。
ちなみにヒートポンプユニットをまるごと外してる方もいるようですが、右写真のように一部を手前にずらして出すだけでも十分掃除できると思います。
あんまり全部解体しちゃうと、再構築が面倒です。
これくらい取れました。さすがにこれじゃあ乾きにくくもなりますね。。
余談ですが、こういうホコリとカビがいっぱいの所を通った空気って大丈夫なんでしょうかね?
特にカビ胞子なんかは小さいお子様やアレルギー体質の方には良くないですし、できれば頻繁に掃除したいですね。年1回とか。
その他部分も掃除して風通しを向上
せっかくなんで他の通気部分も掃除しちゃいます。ピンセットが必須ですね。背面通気口1です。
上部中央付近にあります。ホコリがきつく詰まっているので、ピンセットを突っ込んで、ホコリをつまみ出します。
裏面上部左側の背面通気口2ですね。ここもかなり詰まってます。
上部のフィルター付近です。フィルター部の穴の中に通気口がありますので、ここも念入りに攻めていきます。想像以上に出てくると思います。
正面から見える部分と、
結果と、メーカー修理依頼した場合との比較
乾燥能力は?
作業時間としては、初めてだったため1時間半くらいかかりました。この記事見ながらだったら、1時間掛からないかもですね。
で、肝心の乾燥工程についてですが、
!!!乾燥能力については完全回復!!!
しました。2時間やっとけば確実に乾燥してますし、開けた時の温度が全然違います。ちゃんと熱いんです。ああ衛生的!って感じ。
一方で判明したこと
残念なことも判りました。どうも湿度センサーが故障しているようで、おまかせ乾燥だと相変わらず乾燥時間が長いです。乾燥終わってるのに動作し続けてます。「あと5分」からなかなか進まない。。。
といっても以前のように朝までやっているということはありませんが。。まあ2時間に設定しとけば十分乾くので今の所問題ありません。。
メーカー修理依頼と比べて
今回は自分で1時間半ほどかけてやりましたが、これがメーカーに依頼した場合の費用はいくらかかるのでしょうか?
Panasonicの場合、修理費用の概算を見積もれるサイトが用意してあります。
Panasonic 修理の相談・申し込み専用サイトhttps://panasonic.jp/support/repair.html
ここから生活家電→家事→洗濯機と行って、修理診断に入り型番を入れてやります。
さらにメニューが出てくるので、基本動作に関するトラブル→乾燥→乾燥しない、とやって診断結果を見ると・・・(2024年10月時点での料金です)
えぇえぇえええぇぇぇ。。うーん、まあしょうがないけど、高いと感じてしまいますね。
修理にかかる作業が1時間として、時給26000円で働いてる人なら修理依頼してもよいかもしれません。あるいはどう頑張ってもヒートポンプユニットまで辿り着けず、協力も得られない高齢者など。
2024年10月追記:Panasonic製品につきましては、2021年11月発売モデル以降のものについては、>>ヒートポンプユニットクリーニング安心パックサービスという、比較的安価なクリーニングサービスが受けられるようですよ。今のところ税込み16500円です。
修理にせよ、クリーニングサービスにせよ、私はノーマルなサラリーマンなので、自分でやった方がコスパ良いですね。浮いたお金はそのうち買うであろう新しい洗濯機に使うことにします。
ちなみに次に買おうとしてるのは洗剤柔軟剤自動投入のNA-VX8900です。今回修理したやつ(あるいはその前後世代のもの)を使ってる方には丁度よい後継機でした。
2020年10月追記:その後、宣言通り購入しました。NA-VR2200のゴムパッキン部が破れてしまい、交換用の部品も無かったからです
なぜ丁度良いと考えたかと言うと、NA-VX8900は今回清掃したヒートポンプユニットを自動洗浄してくれるんです!!!完全ではありませんが、メンテナンスの頻度が減ると期待してしまいます。。それ以降の一部の機種にも、この機能は搭載されてる模様ですね。
ちなみに、少なくともNA-VX8900以降(つまり2018年8月以降かな)のPanasonic製品であれば、ヒートポンプが上部についていて、自分でもメンテナンスしやすくなっているようです。
当然NA-VX8900も自分でメンテしてますので、そのうち記事にしたいと思います。。
>>最新のPanasonic製ヒートポンプ洗濯乾燥機 をちょっと見てみる