数年間Panasonicの気化式の加湿器を使い続けてきました。
結構静かだし、フィルター式だから加湿しすぎて窓が結露でビショビショってこともないから、気に入ってました。
2012年くらいに前の機種を買って、一度細かく分解してオーバーホールしたりして、大事に使ってたんですが、ついにファンが回らなくなりました。
ウイーンて音だけで、風が出ない。多分、モーターとファンを連結する部分に不具合が出たのでは?と推定。。
まあ修理するという手もあるんだけど、実は年末(12月25くらいかな)に故障したので、修理も時間かかるだろうし、また結構な費用も掛かるだろうということで、、、
新しく購入することにしました。
年末に急な出費は痛いですね。。。
加湿器のフィルターは1枚じゃ足りない
前の機種ではフィルターを追加購入して計2枚持っていて、一方を使っている間にもう一方をクエン酸とか漂白剤なんかで洗浄して再生する、という感じで使ってました。
どうしても、1枚だけだとフィルターのメンテナンスに時間がとれず、加湿効率の維持や衛生面で不満のあるままの運用になっちゃうんです。
例えばフィルターお手入れサインが出たことに夜気づくとします。
その晩にすぐに使わなくても良いなら、一晩漬け置きするなどしてなるべく時間をかけて固着物を落とします。
でもすぐに使いたい場合(このケースが多いと思います)、とりあえずマニュアルに書いてある通り、押し洗いしてなんとなく吸水性が戻ったたような気がした段階で、再度使用するってことになると思いますが…
自分としてはこれが良くない気がするのです。ガツンと固着物を落とさないと、中途半端なまま(固着物汚れの土台が残ったまま)だと、すぐにまた固着物が発生するし、汚れも落としにくくなってしまう印象です。
また汚れやすくなることで、製品への愛着も減り、さらにメンテナンス頻度が減る、という悪循環へ…
せめてしっかりと1日以上かけて汚れを落としたいものです。が、そのためにはやはり2枚はフィルターが必要ですね。
今回、新しく加湿器を購入しなければならない状況なのですが、やはり標準でフィルターが2枚ついてくる機種って見当たらないんですよ。
Panasonicさん、このあたり見直してくれませんかね。。ぜひ標準でフィルターを2枚付属してほしいです。ちなみにPanasonic以外の製品でも自分には見つけることが出来ませんでした。
自分なりの加湿フィルターの洗い方
前述の通り、フィルターを追加購入して計2枚もっていたので、1枚が汚れたらもう一枚に切り替えて、その間に汚れた方をじっくりと洗う、という感じで使ってました。
洗浄に手間がかかりすぎると継続できなくなるので、できれば漬け置きしておくだけで済むようにしたいものです。
私の場合ですが、下記のような感じで洗ってます。(メーカーの推奨方法では無いです)
- 40度くらいのお湯を入れたタライにフィルターを入れる(浸かるくらいまでのお湯が必要)
- キッチンハイターをキャップ2-3杯入れて一晩置く(茶色い汚れがキレイに落ちます。落ちきらなかったら、同じ作業をもう一日繰り返します)
- ざっとすすぐ
- 同じく40度くらいのお湯を入れたボウルにフィルターを入れる(浸かるくらいまでのお湯が必要)
- クエン酸(アマゾンとかドラッグストアとかで売ってる安いやつ)を大さじ2-3杯入れて、一晩置く(固着物汚れが結構落とせます、ちなみに完全に落とすのは無理なのですが、不十分だと感じたら、同じ操作をもう一度繰り返します)
- すすいで完了
という感じで最大2日間もかけてやってますが、放置するだけなので簡単です。茶色い汚れはクエン酸だけでも結構落ちるので、普段はステップ4だけでも良いかも。
ちなみにクエン酸は食用でないものもありますが、料理にも便利ですし、一応食用を買っておくことをオススメします。食用でも安いものはあります。。
メーカーマニュアルには、手もみ洗いだけで良いとか、専用の洗剤を・・とか書いてますが、私は上記で問題なく使えてます(※自己責任でお願いします)
ちなみに食洗機の80℃温水で洗えたら楽なのですが、Panasonicの加湿フィルターは高温には対応してないので、やめといた方が良さそうです。。
新機種を選ぶ基準
話が少しそれましたが、新しい加湿器を購入しないといけない状況で、では何を基準に機種を選ぶか?なんですが、
加湿フィルターが2枚以上必要だという前提があると、非常にシンプルに決まってきます。
そうです、旧機種のフィルターも活用できることです。
私の場合、旧機種のフィルターが2枚ありまして、どちらもまだまだ使えます。新しい機種にも使用できるとしたら、計3枚になるのでかなり余裕が出ますね。
2枚一度に洗うとしたら、洗浄頻度をかなり落とすこともできます。楽チンです。。
今回故障した機種はコチラ
- メーカー:Panasonic
- 型番:FE-KXH05
- 対応フィルター:FE-ZGE05
ちなみに非常に静かだし、結構気に入っていたんですが、今から思うと少々メンテナンス性が悪かったかも。。
例えばフィルターを固定するフレーム(枠)に黒カビがついたりするんですが、それを洗うのが結構大変だったりしましたね。あとフィルターを交換するのに後ろ側からしかアクセスできないのも面倒でした。
さて、このFE-ZGE05というフィルターですが、ネット上の情報では、
- サイズ:径10.8×高さ22.5cm
- 本体重量:0.224
- 適応機種:FE-KXJ05/FE-KFJ05/FE-KXH05/FE-KFH05
となってました。
そこで、その適応機種から選ぼうかなと思ったんですが、、
売ってない。。。
そりゃそうですよね。もう6年以上も前のモデルです、売ってるわけない。というわけで、フィルターの適応機種から選ぶことはできませんでした。
では、公式に適応機種ではないとしても、サイズ感が近くて使用できてしまう機種はないのでしょうか?
サイズ感の近い加湿フィルターの調査
フィルターのサイズが近そうなもの、ということで、例によってAmazonでまずは探してみることにしたんですが・・・そもそも手元にあるフィルターの仕様である
サイズ:径10.8×高さ22.5cm
って・・・意味がわからない!径って、どこの事だろう?高さってどの状態にした場合のことだろう??
Panasonicの公式サイトで検索してみましたが、
https://ec-plus.panasonic.jp/store/ap/storeaez/a2A/ProductDetail?HB=FE-ZGE05
何も書いてねー!!。。詳細はこちらからをクリックしても、写真がバーンと出てくるだけでしたわ。。
結局自分で計測してみるしかない、ということで、計測しました
どうも、平らにペタっとさせた状態で、長辺が28.5cmくらい、
短辺が12.5cmくらいとわかりました。うーん、コレくらい製品情報に載せてほしいなぁ。。
で、次にコレに近い加湿フィルターを探すことにしました。
といっても上述の通り詳しい情報が公式サイトに載ってないもんで、ほんとに手探りで、一個一個情報を探していくような状態でしたが・・・
ついに見つけました!
- サイズ(商品の寸法):幅29×高さ12.7×奥行25cm
- 本体質量:0.11kg
- 材質:ポリエステル(フュージョン静置式)
- 適用機種:FE-KFK05,FE-KFK07,FE-KXK05,FE-KXK07,FE-KXL05,FE-KXL07,FE-KFL05,FE-KFL07
サイズ感が非常に近いです!奥行き25cmってのがよくわからんけど、見た目も結構似てる感じ!
※偽物・互換品があまりに多いので注意!次のリンクは純正品です。
適用機種はAmazon記載情報(上記)によると8種類のみなんですが、例えばFE-KFK07ってのを検索してみると、結構新しいモデルなんですよ。で、
Amazonに登録されている情報は必ずしも最新ではないので、売っているものの型番をPanasonicの公式サイトで検索しなおして、対応機種を探ったりする必要があります。
そこでを改めてPanasonic公式サイトで検索してみると・・
https://ec-plus.panasonic.jp/store/ap/storeaez/a2A/ProductDetail?HB=FE-ZKE07
おお、適用機種が沢山書いてある!
Amazon上では8種類しかないように見えても、実はこんなにあるんですね。最新機種もありそうです!
とりあえず、この適用機種の中にあるやつで発売が新しい機種を買えば、フィルターも使い回せる可能性が高く、また性能も良さげなものをゲットできるはずです!
ちなみにサイズなどスペック詳細は相変わらず書いてないですね!!
なんで隠すんじゃぁ!!??
新たに購入した機種はコチラ
というわけで今回は上記適用機種からコチラを選んでみました。
- 【ナノイー搭載】加湿+ナノイーでうるおい効果約2倍。フィルター清潔モードで運転停止時もキレイさ持続
- 【お急ぎモード】DCモーター搭載の気化式だから、素早く適湿へ。
- 【薄型ボディ&壁ピタ設置】周りが濡れない気化式だから壁ピタ設置
だそうです。
2024年10月追記:初投稿時はこれが最新機でしたが、その後>>後継機種のFE-KXY07-T など登場しています。ただ、基本的な仕様は変わらないようですので、価格を重視した方が良いかも。同じフィルターを使うのは、この追記時の時点で以下機種となります。
FE-KFU05-W/FE-KFU07-W/FE-KFW07-W/FE-KFY07-W/FE-KXU05-T/FE-KXU05-W/FE-KXU07-T/FE-KXU07-W/FE-KXW05-T/FE-KXW05-W/FE-KXW07-T/FE-KXW07-W/FE-KXY05-T/FE-KXY05-W/FE-KXY07-T/FE-KXY07-W/FE-KXY07Y-K/FE-KFK05-C/FE-KFK05-W/FE-KFK07-C/FE-KFK07-W/FE-KFL05-C/FE-KFL05-W/FE-KFL07-C/FE-KFL07-W/FE-KFM05-W/FE-KFM07-W/FE-KFP05-W/FE-KFP07-W/FE-KFR05-W/FE-KFR07-W/FE-KFS05-W/FE-KFS07-W/FE-KFT05-W/FE-KFT07-W/FE-KXK05-W/FE-KXK07-W/FE-KXL05-W/FE-KXL07-W/FE-KXM05-T/FE-KXM05-W/FE-KXM07-T/FE-KXM07-W/FE-KXP05-T/FE-KXP05-W/FE-KXP07-T/FE-KXP07-W/FE-KXR05-T/FE-KXR05-W/FE-KXR07-T/FE-KXR07-W/FE-KXS05-T/FE-KXS05-W/FE-KXS07-T/FE-KXS07-W/FE-KXT05-T/FE-KXT05-W/FE-KXT07-T/FE-KXT07-W
旧機種と並べてみました。
もちろんフィルターが使い回せるのが第一条件だったんですが、他にも魅力機能が満載ですね。。旧機種(写真左)と比較しながら少し見ていきましょう。
フィルター清潔モードで運転停止時もキレイさ持続
運転停止時にナノイーでフィルターにカビ類が繁殖するのを低減したりっていうのは、フィルターを大事にする人には嬉しいですね。(ラジカルでフィルター寿命が短縮しないのかな?って心配はありますが、カビによる短縮よりは良いのでしょう)
また従来機種の場合、フィルターだけでなくて、フィルターを固定するフレームの部分にもカビって生えやすくて、それを掃除するのがすごく面倒だったんですが、それも低減できるのは嬉しいです。
ナノイーって開発から年数が経って、既に飽きられた技術かもしれないけど、設定する場面によってものすごく価値が上がるんですね。
DCモーター搭載
DCモーターってのは従来と同じですが、設定が細かくできるので運転条件によっては従来より静かに加湿できます。一番弱くすると、ほんとに動いてるのかわからないくらい静かです。
薄型ボディ&壁ピタ設置
従来品は背面からのみの吸気でしたが、今回はサイド(片側)にも吸気口がついています。薄くなった上に横からの吸気があるので、壁ギリギリにつけて使用できます。
フィルター交換についても写真の通り、横からスライドさせる方式になったので、いちいち全体を動かさなくても良いので非常にやりやすいです。
フィルターフレームのメンテナンス性向上
従来品はフレームの本数や角が多くて歯ブラシを使って頑張って掃除してたんですが、新機種は最小限のフレーム構成になっていて、掃除しやすいです。
特に底部のフレームは撤廃していて、フィルターの上からかぶせて固定するような仕組み。水に触れる底部が特にカビやすいので、これは工夫したな!という印象です。
タイマー運転時間の延長
従来機種は切タイマーが2時間あるいは4時間しか設定できなかったです。 これだと、夜中に止まってしまうし、タイマー使わないと朝消し忘れて誰もいない時間に運転しっぱなしで、フィルターメンテナンスが頻繁に必要になってしまう、というなんとも面倒な状況でした。
なんでこんなふうにしたんだろう?と思っていましたが…新機種ではやはり改善されてました!
切タイマーが2,4,6,8時間まで設定できるようになりました。これで朝までバッチリ。
一方で、入タイマーが廃止されましたが、私は一度も使ったことが無かったし、またお急ぎモードができたことで事前に設定しておく必要性も低くなったんで、問題ありません。ようやく核心へ・・・フィルターの互換性は?
まず届いた新機種のフィルターと旧機種のフィルターを並べて見ます。左が新機種のFE-ZKE07、右が旧機種のFE-ZGE05になります。期待通りサイズ感が似ています。そっくりと言っても過言ではありません!!
強いて言えば、少し短辺が短いかもしれません。でも気のせいかな?
さらに細かく見ると、網の目の細かさが違います。新機種の方が目が細かいです。効率が良いのでしょうが、それほど大きな差があるんでしょうかね?
それでは旧機種のフィルターを新機種にセットしてみます。
まずはトレーに乗せてみます。フム、今の所違和感ありませんね。。
次にフレームをかぶせてみましょう。うーん、違和感無し。ってかピッタリ。
ちょっと接近して見てみますと、上部に少しすき間がある?気もしますが、問題あるレベルではないようです。
まとめ
今回は、加湿器の買い替えにおいて、機種選定の基準としてフィルターを使い回せることをご提案しました。
購入して2ヶ月経ちますが、旧機種のフィルターで全く問題なく使用できています。
繰り返しになりますが、なぜメーカーさんは加湿フィルターを2枚つけてくれないんでしょうね?必要なのに。。
今回、加湿フィルターの互換性について、可能性の高さを感じつつも確証が無いまま機種選定し、結果的に使い回すことができました。
ただ、気化式の加湿器が、それほど売れ筋ではない、という事情もあり、Panasonic以外はあまり選択肢がない状況です。Panasonicさんも、最近は大きなモデルチェンジはしてないようで、フィルターを使い回せる状況が続いています。
とすると、静音性や、小さなお子さんがいるなどの理由で気化式加湿器を新たに購入、または追加で購入する方については、無難にPanasonicでFE-KX○-07シリーズか、ちょっとパワーを抑えたFE-KX○-05シリーズを購入しておくのが良いかな、と思いました。ナノイーがついてる方がオススメです(FE-KF○シリーズは、ナノイーがついてないです)。
ではでは。