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<DIY>XEUKのドアレバーのゆるみ、戻らない…交換しなくても分解してバネを新品にするだけで修理完了です

2024年9月28日土曜日

メンテナンス

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ドアレバーがクタクタになったので修理する自宅リビングの、XEUKというブランドのドアレバー(ドアノブ?)が、最近クタクタ、フラフラになり、カチッと閉まらなくなってしまいました。

中の”錠ケース”とか呼ばれる部品が故障しているようです。新品にするのは高いし、合うやつを探すのも実は大変面倒でして(後述)、DIY精神で修理しようと思います。


具体的な症状と取りうる選択肢

ドアレバーが元に戻らない症状としては今回交換する数ヶ月前から出てたんですが、右写真のようにドアレバーが真横に戻らずに、斜めの状態になってしまい、カチッとロックされない、だから風が強い日なんかだと勝手にドアが開いてしまったりする、という感じです。

だんだん斜め度が高まってきて、最近ではこんな感じで、とても悲しい気持ちになります。

このドアは玄関から入ってリビングに行く通路にあって、非常に使用頻度が高いのです。

同じタイプのドアレバーでも子ども部屋はなんともありません。トイレのドアも同じ構造ですが、今の所は何とか大丈夫そうです。

ただレバーの反発力はかなり弱くなっているので、来年くらいはヤバいでしょうね。

そもそもどのメーカーのものなのだろう?

XEUKのドアレバーと錠ケース

マンションの説明書にも書いてないので自分で調べるしかないのですが、どうも金具のところに、バッテンマークとEUKと書いてあります。

そこで、”EUK”と”ドアレバー”で検索すると・・・、見つかりました。正確にはXEUKというブランドだそうです。バッテンマークはエックスだったのですね。

東京神田にあるBEST社という住宅用備品を取り扱うメーカーさんのもののようです。

ただ残念なことに、このXEUKというブランドのものはもう既に廃盤となっているようです。もちろん後継部品はありまして、以下BEST社サイトの、

https://best.rockeys.biz/1136_2191.html

にあるように、後続品「ケース錠231N2シリーズ」というのがあるそうです。

説明を読みますと、今回のように単に通路のドアに使用していてロック用のつまみが無い場合(空錠というらしい)はそのまま後継品の部品(錠ケースとかいうらしい)が使えるのです。

サムターンロック付きのドアレバー一方で、右の画像のように子ども部屋とかトイレとか浴室前洗面台とか、そういったロック用のつまみ(サムターンロックというらしい)がある場合は、完全な互換性というわけにはいかず、ドアに穴あけとか穴の拡大とかの加工が必要のようです。

取りうる選択肢は?

選択肢1.ひとまず錠ケースを買う

現在は空錠の故障ということで、おそらくは後継品であるBest社の231N2シリーズのものを買えば、まあ問題ないのでしょう。ちなみに錠ケースのみ買うと記事投稿時点で3000円未満ですので、まあ高くは無いけど…という感じですね。

https://best.rockeys.biz/1136_2435.html


ちなみにKawajunというメーカーさんとも互換性があるという噂を聞いて、調べようとも思ったんですが・・・

https://hw.kawajun.jp/products/leverhandle/parts/caselock/item5520

↑サイズ的にはこれかなぁ・・・?でも本当に使えるかどうか確証がないのと、値段も記事投稿時点で1800円+消費税で1980円? 3000円弱(2024年追記:値上げがあったようです)とのことで、まあ敢えて冒険する必要は無いかな…、という感じです。

で、改めて考えてみると、

  • このXEUKというブランドのドアレバーや錠ケースが自宅の中の色々な所で使われている
  • そして今後次々に故障していくと予測される
  • トイレなどロック用のつまみ(サムターンロック)が付いているタイプのものが多く、後継品に交換する場合、多数のドアの加工が必要となる

となります。以上から、後継品だからと「完全互換でない231N2シリーズ」を購入することは、必ずしも良いことでは無い気がしてきました。

ではどうするかというと…、

選択肢2.故障した部品を修理する

はい、その通りです。「なるべく自分でやる」(そして浮いた金を有効利用する)がこのブログの趣旨ですし、ぜひチャレンジしたいと思います。

単純な機構ですし、おそらくは錠ケースの内部のごく一部分にのみ不具合が生じているのでしょう。その部分を修理なり交換なりしてしまえば良いのです。うん、多分。。

ドアからレバーや錠ケースを外してみる

ドアからこれらの部品を外すのは実は簡単です。特殊な工具は必要なく、ドライバーや六角レンチセットがあれば十分です。

ドアレバーや錠ケースの部品を外すまずはドライバーで側面のネジを外してやります。

錠ケースのステーを外すステーみたいなのを外して…

ドアレバーの六角ネジを外す続いてレバーを外すために六角レンチを用意します。と言いつつすみません、今回は六角レンチを取りに行くのが面倒だったのでトルクスレンチで代用してしまいました。まあ回るし、穴をなめてしまうほど力ずくでやるほどのものでもないので。。

ドアレバーが外れたレバーがスポット抜けますね。。イエイ。

続いて、なんて言うんだろう?四角形の座金みたいなのを外します。底部に小さくて平たい穴があるので、そこにマイナスドライバーを突っ込みます。


ドアレバーの座金を外すマイナスドライバーを突っ込んでグイッて引っ張ったらウチの場合は外れました。ただ本当は、固いものにタオルを巻いてドライバーの下に敷いて、ドアを傷つけないようにしつつテコの原理で持ち上げる、らしいです。アワワ。。

外すとまたネジが出てきますのでドライバーで外します。

ドアレバーが刺さっていた穴なんか横長い穴が出てきました。

この状態になると、反対側も外せるようになります。

ドアから外されたドアレバー今の所、こんな部品が外れてきました。

ドアに取り付けてある錠ケースを外す続いて錠ケースを外していきたいと思います。ちょっと凹んでるところがあったので、そこにマイナスドライバーを突っ込んで手前に引っ張りました。これも本当はタオルとか使ってドアが傷つかないようにしないといけないのでしょうね。。

ドアに取り付けてある錠ケースを引き抜くうちの場合は結構簡単にスルッと抜けたんです。だからタオル使わなかったんです。。(言い訳)

ようやく完全に部品を外すことができました。風通しが良さそうな穴が開いてますね。。

外された錠ケース外した錠ケースがこちらになります。この中のどこかの部品が故障しているのでしょう。分解して確かめないといけません。。。

取り出した錠ケースを分解してみよう

錠ケースを分解するひとまず見えるところにプラスドライバーで回せるネジが2本あるので、回してみます。しかし蓋を開けることができませんでした。どうも1本さらにネジがシールで隠されているようで、そこにブスッとドライバーを突っ込んで回します。

分解された錠ケースなんとか蓋を開けることができました。割と単純な機構で(複雑だと壊れやすくなるし、そりゃそうか)、一見して壊れている部品はなさそうですが・・・

錠ケース内で砕けたバネありました、端の方にバネ(スプリング)が付いているのですが、これが経年劣化なんでしょうか、割れてしまっています。


錠ケース内で砕けたバネを取り出したよくよく見ると3つに砕けてしまっていました。徐々におかしくなっていったのは、このバネが段々と砕けていったからなんでしょうかね。。


折れたバネを交換する

以上から、この錠ケースを修理するには、このバネを新品に交換しないといけないようです。

なんか潤滑油でベタベタしていてあまり触りたく無かったんですが、どうも以下の規格のバネのようです。

  • 長さ:30mm(と感じた)
  • 太さ:9mm(くらいに感じた)
  • コイル径:1mmよりは太く、かつ2mmよりは細いようだ。。

すみません、適当です。デジタルノギスで測ればいいんですけど、ウチにはなくて。。うん、今度買おう!

で、とりあえず購入したのが以下のバネです。10本入ってるので、再度故障しても対応できますし、安かったです。

今回の錠ケース修理用に購入したバネ

2024年10月追記:購入したのはコイル径が1.2mmのものです。実は購入当時は、1.4mmとか1.6mmとかは選べなかったんです。品揃えの問題で。2024時点では選べますが、何故か価格が2倍くらいに跳ね上がります。あまり使われない規格なんでしょうかね。

後述しますが、実は今回購入したものは、実際のものよりコイル径が細かったようです。結果的には満足していますが、きちんと太さなど測定してから購入されると安心かと。。

今回の錠ケース修理に購入したバネ

ちなみに、すごく似ているけど、全然合わないものが多いので注意です。間違って短いのやコイルが細いのを買ってしまったら全然使えないし、長いのを買ってしまった場合にも、切って使うのは無理っすね。とても硬いです。

購入したバネと元々錠ケースについていたバネの比較前述した通り、並べてみますと、今回購入したものは、若干細いように見えます。ただ元々ドアレバーの反発力が強くて家族には不評だったんで、むしろこっちの方が良さそう。。

錠ケースに新しいバネを取り付ける元々バネがあった場所にシャキっとバネを滑り込ませます。

新しいバネを取り付けた錠ケースなんとか入りました。指だけでやると結構固くて…。コイルが細いはずなのにこんなに苦労するとなると、元々のコイル径のものだったらかなり大変だったでしょうね。。


もともとは潤滑油が結構ついていたようなので、砕けたネジから潤滑油を綿棒で取ってくることにしました。

錠ケースのバネに潤滑油を塗る塗り塗り。。

分解した錠ケースを組み立てる最後に錠ケースを再度組み立てて、錠ケースの修理は完了となります。ちなみに錠ケース分解時はなるべく他の部品には触らないように、かつ他の部品が外れないように、作業したほうがいいです。組み立てるのが面倒になりますので。。


ドアへの再取り付け

あとはさっきと逆順にやっていくだけですね。

錠ケースをドアに取り付ける錠ケースを取り付けたら、ステー(みたいなの)を取り付けて…

なんか白いのを(ドアの反対側にもつけた上で)ドライバーで止めて・・・

四角い金属をペタっと。

ドアレバーをドアに取り付ける六角レンチでレバーを固定して・・・

ドアレバー、錠ケースの修理が完了完成となります。


最後に

予想通り、バネが若干細かったおかげで、ドアレバーの反発力は強くなく、子供でも楽に開閉できるようになり、好評となりました。ふぅ。。

従来品と同じ反発力が必要だったらコイル径が1.4mmとかのバネを使うべきなのでしょう。

前述の通り、この1.4mm以上のコイル径のものは本記事を投稿する時点でAmazonでは売って無くて、もちろん他のサイトも見たんですが・・。今はありそうなので、良ければ探してみてくださいませ~

圧縮バネ 30mm 9mm

…を
   

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