以前、動くグラフを簡単に作ろうという記事を書きまして、ありがたいことに関連記事を合計すると1万ビューを超えました。
それに関連して、いろんな補間法で、複数行(あるいは複数列)のデータを簡単に補間計算・アップサンプリングできるようなサービスとかウェブサイトとかが、少なくとも国内には、ほとんど無いことに気づきました。
そこで、いわゆるDIYプログラミングです。Excelの表など、手持ちのデータをコピペで入力すると、簡単に線形補間やスプライン補間、あるいは秋間補間をしてくれる補間計算機を作りました。。
補間計算方法が縦方向か横方向かを選択できるので、縦横を並び替える手間もなく、便利かなと。。
※1分毎とか、1時間間隔など、等間隔の時系列データ等を想定しています。不等間隔データには未対応です。
https://magtanate.blogspot.com/2021/08/3-steps-to-smooth-motion-graph.html
DIY360
https://magtanate.blogspot.com/2021/08/easy-motion-graph-file.html
DIY360
https://magtanate.blogspot.com/2021/08/moving-bubble-chart.html
DIY360
※本計算結果は、数値・グラフ含めて、自己責任でお使いください。もし計算や描画上の不具合により不都合・損害が生じたとしても、本ブログ著者は責任を負えませんです
複数系列に対応する補間計算機
2.データをExcelからコピーしてくるか、手入力してください
※1 両方入力された場合は総データ数が優先されます
※2 なるべく多くの環境で安定動作させるため総データ数は10000程度を上限としてます
補間について知る
貼り付け先のアプリについて
なんでコレを作ったか?
冒頭の通り、過去に「動くグラフをExcelで簡単に作れる仕組みを作ったよ」という記事を書きました。
この時は、ビジネス上などで変な誤解を与えることが少ない、ということで、線形補間のみをExcelに実装しました。
でも、魅せるグラフという意味では、線形補間でややカクついた動きとなるよりも、場合によってはスプライン補間や秋間補間で滑らかな動きになる方が、価値が高いこともあるのでは?とも最近思いまして。。少なくとも、ユーザーさんが選べるといいんだろうなと。。
PythonやRを使う人なら、良いライブラリがあるので補間計算できると思います。ただ、いちいちそのためだけにVS-CODEやR-Studioを起動するの面倒くさいですよね。。
ということで、簡単に補間計算できるウェブサイトがあってもいいのでは?ということでやってます。
過去記事で紹介した「動くグラフ」をこの補間データで動かしてみる
ダミーデータを使って、まずは各方法で補間データを作りました。
で、これをもとに動く棒グラフを作成すると、次のようになりました。線形補間はシャキッと動いて、実直な感じです。続いて修正秋間→Catmull-Romスプライン→自然スプラインと、滑らかな動きとなっていってます。
また、乱数でダミーのXY座標とダミーバブルサイズを作り、それを各補間法で作成した補間データで動くバブルチャートにしたのが次となります。線形補間のキビキビした動きと、自然スプラインの滑らかな動きが対照的です。
ご注意・補足事項
- 本計算結果は、数値・グラフ含めて、自己責任でお使いください。もし計算や描画上の不具合により不都合・損害が生じたとしても、本ブログ著者は責任を負いません。
- 計算は各ユーザー様のローカル環境で行われます、管理人が入手することは一切ありません。
- この補間計算機は個人・商用問わずご使用頂けると嬉しいですが、本プログラムの著作権は放棄しておらず、無断複製や転用は不可です。
- スプラインはCatmull-Romとnatural-cubicの2パターンのみです。あまり沢山あってもしょうがないので、クランプとかは入れてません。秋間はmodified-akimaです。
- 描画に使用しているD3.jsの仕様上、グラフはコピーできないようです。あくまでその場の確認程度とご理解ください。Ctrl+Shift+Sでスニペットツールを使ったスクリーンショットはもちろん可能ですが、基本はExcelでグラフ化等の処理を行うことを想定しています。