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<DIY>IHからブォーンと異音が!中から出てきたものは

2024年10月12日土曜日

メンテナンス 電気製品・電子機器

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IHクッキングヒーターの分解写真IHクッキングヒーターを10年以上使ってきましたが、ここ数日、使用中に異音がしていることに気づきました。分解してみると意外なものが出てきてビックリ&ガッカリしますが、他のご家庭でも起こりうることなので記事化しました。

使用機種と状況

使用しているのはPanasonic(というかNational)のIHです。型番はKZ-ES32Bとありますね。分譲マンションの一室を購入した時についていたもので、かれこれ13年くらいになるでしょうか。これといった故障もなく使い続けていました。

IHクッキングヒーター, National, KZ-ES32B

しかしながら、ここ数日、使用しているとブォーンという低周波音が響いていることに気づきました。最初は同時に使ってた洗濯機の音かなと思ってたんですが、IHだけの時にも響いていて気づきました。正直、実はこのまま使い続けてると危なかったので、早めに気づいて良かったです。

まあ13年も使ってるんで新しくしても良かったんですが、例によってこのブログの趣旨(なるべく自分でやってみる)も大事ですし、あと最近物価が上がってますし、子どもたちの学費とかもかかるので、なるべく長持ちさせようと思った次第です。

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ターゲットと分解作業

目標(ターゲット)としては、ファンの部分に決めました。というのは通気孔の部分から特に音が大きく聞こえたからです。ただ、まったく下調べもなく始めましたので、手探りです。

何はともあれ、まずはブレーカーを落とす!!!(エコキュートの時も書きましたが、200Vです、非常に危険なので必ずブレーカーを落としましょう)

後は、とりあえずネジを外していけば何とかなるだろうと。。。

さて、奥の通風パネルを外すとネジが6本みえるので、それを外していきました。

IHクッキングヒーター、上から写真

ここですね。黒と銀の2種類が、3本ずつあります。交互になってるので戻す時は注意です。

IHクッキングヒーター, ネジを外す

上記だけではどうにもならなかったので、続いて手前側をあれこれしていきます。左端にあるパネルみたいなのを引っ張って外しました。で、見えてくるネジが数本あるので外します。

IHクッキングヒーター, 取り外し

そうするとなにやら金属パネルが外れました。

IHクッキングヒーター,取り外し

続いて右側の方に見えるネジも外したんですが、

IHクッキングヒーター,分解

残念ながらファンには到達できず。。ここは一旦閉じることにします。

IHクッキングヒーター,分解

続いて手前側上部のネジ類を緩めていきます。ここは緩めるだけで、外さなくても大丈夫。。中央の銀色ネジが、つっかえ棒みたいに本体をキッチン台に固定するもので、中央と左右に3箇所ある黒いネジが、天板を固定しているネジのようです。

IHクッキングヒーター,天板固定用ネジを外す

ようやく天板が外れました、がここで無理に引っ張ると、壊れます。といいますのは、

IHクッキングヒーター,天板

ちょっと見にくいですが、リボンケーブルで本体と繋がってるんです。このリボンケーブルは、本体側を優しくまっすぐ上方向に引っ張ってやれば抜くことができます。(逆に、組み立てる時はゆっくりまっすぐ差し込みます)

IHクッキングヒーター,天板とリボンケーブル

天板を持ち上げましたが、まだファンは見えませんね。。

IHクッキングヒーター,分解写真, 全体

ラジアントヒータ-部は固定されておらず手で持ち上げて動かすことができたので、少し横にずらしておきます。

IHクッキングヒーター,ラジアントヒータ-部

ここですね、きっと。右奥にあるグレーの部分の奥にファンがありそうです。

IHクッキングヒーター,通気部

関係ありそうな部分のネジを片っ端から外していきます。(当然ながら、どこのネジだったかは記録しといたほうがいいです)

まだまだ外れないので、中央金属部分を固定しているネジなども外します

左下にあるネジを外すと、手前の緑の基板部を動かすことができます。実はその基板の下にネジがあるので…

そのネジも外します

なおコイル部とつながってるケーブルもコネクタを外してしまいます。でないと動かせん。。

ようやくここまで…(作業開始から45分経過…)

手前のネジを外して、それから何やら数センチある3本のバネはどこかに置いておきます。で、灰色の樹脂板を外すとようやくファンが見えました…

出てきたもの

で、ファン部をよく見てみると、なにやら透明のフィルムみたいなのが入っていました!!

IHクッキングヒーター,ファン

どうもカップラーメンかなにかのフィルムを破った時に通気孔の近くに放置してしまったらしく、たまたま通風パネルを洗浄のため外した時に、吸い込んでしまったようです。

うーん、多分俺のミスだ。。自業自得。。

清掃と再組み立て

せっかくなんで、ファン部を掃除します。といっても簡単に取り外し可能という訳でもないようなので、綿棒で掃除する程度です。

IHクッキングヒーター,ファン, 清掃

ベットリとついていた油&ホコリ汚れを、そこそこ落とすことが出来ました。

樹脂部板を戻して、ネジを締め直したり、ケーブルを再接続していきます、

フチについてる汚れも拭き掃除しました。うーん、汚い。。

重要です。天板のフチのパッキン部は、外れません!!

清掃のために無理に外そうとすると…

切れてしまいます(泣)。軽く拭き取る程度にしといた方がいいと思いましたが、結局カスなどが残ってしまうと防水性落ちるんですよね。吹きこぼれ時が心配。再設置後にシーリングしとくのが良いのでしょうね。。。

終わりに

最後にブレーカーを戻して動作確認しました。音は静かに戻り、シーリングの件はあるものの、一件落着です。

ただ、発熱性の機械で13年経過っていうとやはりボチボチ交換かなーという気がしますね。

ちなみに後継機種としては、2024年10月時点ではKZ-K32ESTか、KZ-K33XSTとなるようです。

どちらも60cm幅でサイズは合っています。K32は後方の1つがラジアントヒーター、K33は3つ口すべてIHヒーターです。

個人でも交換できるみたいですね。2024年10月9日時点で前者が6万円くらい、後者は8万円台でしたが、今はどうでしょうか。今度不具合でたら交換しようと思います。

Panasonic IHクッキングヒーター KZ-K32EST をちょっと見てみる

Panasonic IHクッキングヒーター KZ-K33XST をちょっと見てみる

ではでは。


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