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<DIY>子供向け二人用ロフトベッドを作ってみた。作り方とか。

2024年10月9日水曜日

家具

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二人の子供用にロフトベッドを作ってみた子どもたちが小学校に入学し、集中して勉強できる環境を整える必要が生じました。といっても平均的なマンション暮らしなため、スペースは有効に使わないといけません。そこで二人用のロフトベッドを作ってみることにしました。

なぜDIYで作るのか

買った方が楽じゃないか?と思う方も多いでしょう。

当時、しっかりとした作りで、落下防止がしっかりなされていそうな子供用ロフトベッドはあるにはありましたが、

  • 5万円以上と高額であり、2台買うと10万円!
  • サイズが微妙に大きく、2台も子供部屋には置けない

という事情がありました。特にサイズについては、ほんとに微妙に大きくて、2台置くことで階段同士がぶつかってしまったり、わずかに部屋の幅が足りなかったりして、ギリギリ置けないんです。

セミシングルサイズとかも探したりしたんですが、なかなか190cmとか180cmとかの、しっかりしたロフトベッドって売ってなかったんですよ。

ちなみに今探した限りでは、かろうじてコレなら2台置けるかもなー、と。ただ落下防止は追加の対策が必要だし、2台の間が狭く(恐らく40センチ無いくらい)通りにくいので、嫌がられそう。。

というわけで、求めるスペックのものが市場に無い以上、自分で作るしか無いですよね。。。(ΦuΦ)

それから費用についてですが、先に言ってしまうと、これを作った当時、かかった材料費はなんだかんだ入れても2万5千円程で、費用面でもメリットがありました。10万円で買ったベッドを十数年後に再利用することなく捨てるか、2.5万円で自分で作ったベッドを必要に応じて作り変えたり、あるいは分解して木材を再利用して何か別のものを作るか、と聞かれたら、私は圧倒的に後者です。

設計

必須条件の設定

必須な条件を洗い出ししてみました。例えば、子どもたちはどんどん大きくなるので、一階の部分は余裕を持った高さが必要ですし、一方で二階部分の寝る場所については、大人ほど大きなサイズは不要です。

  • 2x4材を主体として、そのままとか、半分切りとか、3分の1切りとかを組み合わせて、なるべく無駄なく安価に済ます。
  • 一階部分の天井までの高さは市販品より大きい140cmとする。これで身長が140cmになるまでは頭をぶつける心配がない。
  • マットレスはセミシングルが置ければ十分。例えば横幅80~90cm、縦は180cmもあれば十分だろう。
  • 2台を連結させるが、階段部分は1つで十分。2つのベッドの間に60cm程度の広め階段を作り、上り下りしやすくする。
  • 宮部分は必須で、広めに作る。
  • 落下防止は追加で状況を見ながら実施する。

といった所です。

図面

通常、CADソフトとか使うんですよね、こういうのって。でも私は商用利用しない条件でのみ無償で使用できるCADソフトを使っているので、それで作成した図面とかを、広告を多数貼っているこのブログに書くことは難しいです。

ということで、今回は無料かつ商用利用可能な3D-CGソフトのBlenderを四苦八苦しつつ使って完成イメージを作っています。

斜め上からの全景イメージです。マットレスは1つだけ置いてみました。なんか気分良さそうなんで、芝生の上に作図してみました!枕も置いてあるんですが、この画像だと見えないですね。。

このように中央部分に広めの階段があって、必要なら手すりもつけることができます。一見、手前と奥側の足の間に横板が無いので、地震の時、左右の揺れに弱そうですが、実はウチの場合は左右が壁(ぴったり)なので、揺れても問題ありません。

ちなみに奥(画像では左側)に横板を入れなかった理由は、万が一の火事の際に消防士が窓から入ってこれるようにするため、また手前側(画像では右側)に横板を入れなかった理由は、子どもたちが入るのに邪魔だろうし、下の方につけたとしても必ず足を引っ掛けて転ぶだろうから、です。

またマットレス下の「すのこ」の部分は、1x4材をそれぞれのベッドで8枚並べていて、画像のように支持材を下に渡らせています。

こんな感じで作ってみることにしました!

必要な材料

2x4材

必要な本数をまとめてみました。計算間違いしてなければ、のような感じで、なるべく6フィート材から無駄を出さずに必要な木材を取りました。6フィート材が流通量も多くて、一番コスパいいですよね。私が買ったのは近所のホームセンターで、当時は298円/本でした。今(2022年)は2倍位になってしまって残念です。(万が一、全く同じものを試されるようでしたら、数が合ってるかどうか、ご自身で確認してくださいね!)

1x4材

こちらはもっと安くて、当時は198円/本でした。

ネジ

こちらは基本はになります。65mmのコーススレッド。それが使えないような場所は、必要に応じてアングルと小さなネジを使って固定したりしていますが、今回は割愛します。

組み立て

まずはベッド部分の枠を作って、それを持ち上げて固定する、という方針にしましたが、良くなかったかもしれません。失敗したらネジを外せばやり直せるので、まずは手を動かすことに注力しました。基本、3Dイメージ通りにやっていけば問題ありませんでした。

まずベッドの枠ですね。


上述の通り、頭がぶつかりにくいように、高さ140cmに上記の枠を固定しました。


軽い部品同士であれば、まずは1本で仮止めでもいいと思います。ネジ位置はもう適当です。気にしてると時間かかってしまいますし。


部屋が狭いし、一人での作業なので四苦八苦です。使えるものは何でも使います。これは子供の椅子を仮の支えに使っている場面ですね。


ようやく片側のベッドの骨組み一部が完成しました。


同じように進めて、もう片方の骨組み一部も完成しました。とてもじゃないですが、1日で作り上げるのは無理です。毎日仕事が終わって帰宅後、少しずつ組み上げていきました。電動ドリルは最小限のスピードで振動が周囲の部屋に響かないように注意しながらの作業です。

階段の支えも取り付けていきます。ここでも椅子が活躍しています。

すのこの支えの部分も取り付けました。


2台分あるので心が折れそうになります。しかし後には引けません。。

ちなみに階段5の支え板を間違えて、6フィート材をそのまま使っちゃってます。仕事で疲れていて、不注意でした。でも外すの面倒だし、あまり影響ないのでそのままにしました。


階段も作っていきます。2x4材(厚さ39mm)なので大人が乗ってもびくともしません。安心です。

なんだかんだ、ちんたらやってたんで2週間くらいでしょうか。ようやくここまで来ました。

すのこの1x4材は反りが入っているのもあり、うまく隙間が均一になるように並べました。

まだマットレスがないので、照明がいい感じに木漏れ日風に下に抜けてきてます。

階段突き当りの柵はこんな感じでストレートのステーを使って固定しました。また写真がありませんが、両サイドトップの6フィート材は90度アングルブラケットを使って固定しています。

購入したマットレスを置いてみます。これは短いサイズで、横が97、縦が180です。少しギリギリになってしまってます。80cmのセミシングルでも良かったかもしれません。

頭側、足側もピッタリです。

買ったのはこれです。セミシングルもあります。まさに痒い所に手が届くような、とても良い製品だと思います。

あと、宮部分も床で組み立ててから取り付けます。

こんな感じですね。ようやく完成しました。

ちなみに面取りはしといた方がいいです。マットレスを敷く前にやっとくとマットレスが木くずまみれにならなくて済みます。面取り用のカンナと、場合によってはヤスリやカッターなども使いました。カッターは危ないのでお勧めできません。



子どもたちの声

はい、とても喜んでくれました。やっぱり高いところが好きだし、自分のスペースが明確に確保されたというのも嬉しいみたいです。

寝相が悪いので落下するのが怖いという声も聞こえたので、後日、念のため更に転落防止策(柵)を追加しています。これは子供の年齢に合わせて追加したり外したりすれば良いかと思っています。

これを機に、子どもたちが勉強を頑張り、また早寝早起きの習慣を身につけてくれると良いのですが。

なお、今回使用した3Dモデルファイル(Blender用と、一般的な.stlファイル(いずれもマテリアル情報は無いと思って下さい))について、もし必要でしたら、からダウンロードできます。あくまでもご参考までということと、少額掛かってしまうのはご容赦ください。

https://diy360.booth.pm/items/4218874

その後、ロフトの1階部分が暗くなってしまうので、照明をつけたり、デスクをDIYで作ったりもしています。

手作りロフトベッドの1階に照明をつけよう
https://magtanate.blogspot.com/2022/10/Loft-Bed-Lighting.html
DIY360
<DIY>手作りロフトベッドの1階にDIYデスクを設置した
https://magtanate.blogspot.com/2022/10/Loft-Bed-Study-Desk.html
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